哲分が足りない!

哲分が足りない!

幸せになりたくない人などいない

ぐうたらの心掛け

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ぐうたらしたい

ゴロゴロするだけじゃダメ!

ぐうたらにもコツがある!

 

真面目であることは大事な事でもあるけれど、

真面目も過ぎれば毒になり、自分を犯す病原になったりもする。

結果、やる気がバーストして何もしたくなくなる。

けれど、ただゴロゴロしているだけでは、この疲れは癒せない。

 

以前通っていた接骨院の先生曰く、

「ベッドで横になり続けると、体はむしろ休まらない。

 横向きの体勢を維持している、という事になるからね」

との事だった。

 

端から見ればベッドの上でゴロゴロしている状態でも、

体からすると、横向きの状態を維持し続けている事になるので、

その状態での負担が過度に掛かってしまう、という話だった。

これは寝たきり状態の病人等にも言える話で、

褥瘡(じょくそう。床ずれの事)の原因にもなってくる。

 

つまり、ある程度考えてゴロゴロする計画を立てなければ、

真に体を休め、怠ける事はできないという事だ。

怠ける為に苦労するというのはなかなか哲学的な話だと思うが、

準備万端で怠けるからこそ、心置きなく休めるというものだ。

 

まず、避けなければならないのは、横やりが入る事である。

仕事先や友人から電話がかかってきたり、家族から用事を頼まれたり――

そういった環境下だと、休んで動いての繰り返しになってしまい、

結局、休みきれなかったという事態になりかねない。

一度にまとめて休めないと、休んだ事にはならない。

 

この感覚は睡眠の取り方を考えてもらうと分かりやすい。

6時間まとめて寝るのと、1時間毎に寝て起きてを繰り返すのでは、

休んだ時間は同じでも、コンディションへの影響が変わってくる。

 

こういった事態を避ける為に、まず電話の電源を切ろう。

休むと決めた日には、電話やメールチェックをする必要は無い。

マナーモードでもいいが、着信履歴を見ただけで精神は疲弊する。

外界と遮断するというのは、何よりもまず大事な条件になる。

 

そして、家族と同居している場合は、その日は関わらないよう伝えておく。

「朝ごはんできたよ」等と話しかけられたら、全てがブチ壊しである。

食事のタイミングは自分が空腹になった時で良いのだ。

家族といえど、他人のペースに合わせる必要は一切無い。

 

しかし、これが難しいという家庭もあるかと思う。

そういった状況であれば、家を飛び出して、ホテル等に泊まるのが良い。

安いビジネスホテルで十分だ。

とにもかくにも、余人に行動を左右される状況に居てはならない。

 

ホテルに泊まるお金もないという事であれば、

普段の行動圏から離れた所にある、人の少ない公園等でも良い。

特に、知り合いと会わないような所が望ましい。

周囲と自分が完全に他人になれる場所で過ごすことで、

自分を取り巻いていた雑音が消え、自身の声を聞くことができるだろう。

 

さて、環境を得たら次は何をするか?

ここで「次を」と考えてしまうのは、いかにも真面目な人の思考だ。

何をするか、という考え方をしてはいけない。

何をしたい、という考えで動くのだ。

 

人の体というのは、存外素直にできている。

人の体は生存し続ける事しか考えていない。

エネルギーが足りなければ空腹を満たそうとするし、

脳が疲れれば睡眠という手段を半強制的に実行する。

それがうまくいかない時は体の声を無視している可能性が高い。

 

決まった時間に食事をするなど、規則正しい生活をしているほど、

体が本当はどうしたいのかが分かりづらくなってしまう。

自分の身一つになる事で、周囲からの影響ではなく、

自分の本能で欲求を満たすという行為を行えるのだ。

 

食べたい時に食べたい物を食べ、眠くなったら寝る。

体が欲している本能に合わせて動くことで、体は大いに喜ぶだろう。

「自分が何をやりたいのか分からない」という人は、

この手法を使ってみるのもいいだろう。

 

この手法のいい所は、体が生存以外考えていないという事実が大きい。

人は心では自殺等を望んだりするが、体の方はそんな事考えもしていない。

常に生きようとしている体の声に耳を傾ける事で、

「自分がどうしたら生き良いのか」が見えてくるはずだ。

 

別に、勇者になって世界を救うのが立派な人生ではない。

死ぬ時に後悔が少なく、「悪くない人生だった」と思えるが良い人生だ。

その形は人それぞれ違うのだから、他人と比較するものでもない。

ならば、自分が生き良いように生きるしかないではないか。

 

こうして、体と心の根源から休める環境を整え、実践する事で、

初めて「端から見たぐうたら」の実益を得ることが叶うのだ。

室温を24~26℃位にするとか、湿度を40~60%にするだとか、

細かな環境設定はそこから先の問題である。

 

私も、恥ずかしながら「ぐうたらしたい日」は多々存在する。

他人といると気疲れしかせず、人と話す度にコミュ力ゲージがバンバン減る。

特に、異なる関係性、異なる場所で話したりすると、もういけない。

当日、もしくは翌日一杯は、他人とまともに関わる気を失くしてしまう。

 

そういう日は電話にも出ないし、メールチェックもしない。

風呂に入らない事もあるし、そうなると外にも出ないから、

腹が減ったら出前を頼み、ちょっと高価なコーラをがぶ飲みする。

そんな日を月に何度かやってあげる事で、なんとか社会生活を維持している。

 

端から見れば、それは「ロクでもないぐうたら生活」なのだろうが、

他人に(ちょっとしか)迷惑をかけず、そうする事で生活していけているのだから、

そこはまぁ、大目に見てくれよという気持ちで怠ける事にしている。

自分一人のぐうたらも受け入れられないなら、そんな世界こそが間違いだ。

 

という感じで、ある程度の開き直りも含めて、

ぐうたらは只寝ているだけではダメで、心身ともに癒されるには工夫が必要、

という事が分かって頂けたかと思う。

 

また、怠けるという考え方は、「仕事の効率化」につながる事もあるので、

そこはまた、別の機会に書いていこうと思う。