哲分が足りない!

哲分が足りない!

幸せになりたくない人などいない

デイリー回さなきゃと思ったらスマホを手放せ

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ソシャゲとの付き合い方

「デイリー回さなきゃ」と思ったら依存症

ゲームの都合で人生を浪費するな!

 

ファミコンと共に育ってきた人間としては、

ゲームに夢中になって怒られるというのは日常茶飯事だった。

勉強は5分で飽きるが、ゲームなら何時間でもプレイできた。

 

ゲームに夢中になってしまう気持ちはとてもよく分かるが、

中にはプレイする事自体が義務化している人もいるようだ。

デイリークエストを巡回するだけの作業を、いくつも繰り返している人は、

一度手を止めて、なぜそんな事をしているのかを考えてもらいたい。

今回はその謎と、解消法を考えていこうと思う。

 

オンラインゲームが一般に普及し始めた頃、

基本プレイは月額課金制で、アイテム課金というものは一般的ではなかった。

やがて、携帯端末によるソーシャルゲーム(以下ソシャゲ)がどんどん主流になり、

いつの間にか【3,000円で10回できるガチャ】という課金基準のようなものが、

あっという間に業界を席巻してしまった。

 

その後、基本無料ながら高品質なゲームが量産され、

泡沫のように現れては消えを繰り返す、非常に殺伐とした業界になっている。

そんなにも人を惹きつけるゲーム性があるのかと言われると、そうでもない。

そういったゲームをひたすら続けてしまい、更に多額の投資をして、

場合によっては身を亡ぼす人まででてきてしまったのはどういうわけなのか?

 

原因はいくつかの複合要素に分けられる。

・レベリングによる成長と、成功体験の連続

・他者と競い合わせて、優越感を助長

 

・ゲーム機に触れている時間の増大

 

順番に見ていこう。

【レベリングによる成長と、成功体験の連続】については簡単だ。

現実では成長を実感する事は難しく、成功する事は更に難しい。

そんな現実では難しい事を体験させてくれるのがゲームの世界だ。

【レベル】【強化】という要素は必ず存在し、それを成長させることで、

ゲーム内の自分はどんどん強くなることができる。

伸び悩み、成長と成功を体感しにくい人ほど、この要素に落ちやすい。

変わらない現実への不満をゲームで解消しようとするため、

その世界にのめりこんでしまうのだ。

絵に描いた餅では、現実の腹は膨れない。

 

次に、【他者と競い合わせて、優越感を助長】だが、

これは分かりやすいと思う。

レア度の高い物を他人より持っている、ランキング上位にいる等、

他者と比べて上位に立つ事が理由付けになっている場合だ。

競い合って上を目指すというのは悪い事ではない。

が、その強くなる方法に問題がある。

次の話にもつながっていくが、そこで出てくるのが、

課金や、デイリー巡回、周回プレイ等の作業だ。

課金はともかく、デイリーやイベントの周回プレイをしないと、

同時期に始めた人や、所属チームに置いて行かれる、という不安感を煽っている。

毎日やっていれば習慣となり、習慣はルーチンワークへと効率化される。

習慣になり、効率化された作業は、楽しみとは対岸の存在だ。

ただただ、それをこなした達成感と、習慣をこなした安心感に突き動かされる。

それはゲームというよりも、囚人の様相を思わせるものだ。

 

最後に【ゲーム機に触れている時間の増大】である。

 

ゲーマーにとって、スマホは情報端末機能のあるゲーム機だ。

コミュニケーションツールでも、仕事の道具でもない。ゲーム機だ。

それが四六時中、おはようからおやすみまで常に寄り添っているのだから、

かつてのPSPやswitchといったような、携帯ゲーム機と一線を画すものだと分かる。

常に手元にあって違和感が無く、少しだけプレイしてもバレない存在。

トイレに行く5分、10分でもプレイできるように最適化されたソシャゲは、

日常の隙間時間をことごとく擦り潰してしまう。

そうなると、ゲームのタイミングで生活するようになってしまう。

スタミナ、という時間で回復するゲームシステムは、生活リズムを乗っ取る。

寝る前にはスタミナを使い切っていないともったいない。

スタミナの回復を計算してリアルの行動を制御している。

こういった人は、ゲームに人生を乗っ取られかけている。

 

そういったゲームプレイを続けていると、最初は楽しんでいたはずのゲームが、

段々と習慣づいたルーチンワークになり、スタミナ消化が目的になっていく。

好きとも、楽しいとも思わなくてもできてしまう。それでいいのか?

ゲームは楽しんでやるものだ。

ストイックにやってもいい、いくら課金しても、私生活を維持しているならいい。

ただ、それに時間を取られ過ぎてしまうという事は、

自分自身のレベルアップの機会を失う、という事だ。

 

単純な話、ゲーム中のキャラが「遊ぶ」コマンドでは強くならないのと同じだ。

それと同じことを、現実の自分に行っている事に気付かねばならない。

自分もゲーム中のキャラのように、困難に立ち向かっていかねばならないのだ。

テスト勉強でも同じだ。

テストというボスをクリアする為に、攻略法を考え、トライ&エラーを繰り返し、

スタミナが尽きるまで毎日のようにプレイして、やっと成績を残せる。

 

そして、ゲームのランキングで少しでも上位を目指すその人が、

なぜ現実ではライバルと競い合おうとしないのか?

多くの場合、プレイする土俵を間違えている事が多いのだと思う。

大事なのは、自分が好きな何かで勝負する事だ。

それで負けたら悔しいと思い、一日中でもそれに向かっていられるコト。

誰かに与えられるものではなく、自分の足で掴みに行けるもの。

そういったものが、人の中には必ず存在している。

けれど、そういったものが見つからず、本当に好きなものも分からず。

今は、そういう人々であふれている。ありふれている。

情報化社会の弊害で、人々は見聞きし過ぎ、知り過ぎている。

人は、選択肢が多いほど迷いが強くなる。

自由な世界ほど迷い、生きにくさを感じるとは、ままならないものである。

 

本来、ゲームに人生を吸われている場合ではないのだ。

貴方の人生の貴重な時間を、そこだけに費やしてはもったいない。

・何かやることがあるのにゲームをしてしまう

・ゲームのデイリーだけをやっている事が多い

・頭のどこかでスタミナの回復時間を計算している

もし、貴方が上記いずれかの状態に陥っているのであれば、リハビリを始めよう。

 

まず、プレイするゲームを3つ以下に絞る事だ。

10個あれば10個プレイしてしまうのだから、分母を減らしてしまえば良い。

アンインストールまでする必要はない。ゲームをプレイしないようにするのだ。

スマホにはアプリ非表示機能とのいうのがあるから、それを活用しよう。

デイリーという習慣を数日潰すだけで、恐らく呪いは解けるはずだ。

ルーチンワークでやっていたゲームでないなら、呪いが溶けた後でも、

きっと楽しくプレイできるはずだから、まずは試してみるといい。

誰も、貴方にそのゲームを強制していないのだから。

 

ゲームの分母を減らしたら、その厳選されたゲームでも同じ事をする。

つまり、デイリーをわざとクリアしないようにするのだ。

そこには抵抗感があるはずだ。

しかし、その抵抗感の出所はどこかを考えてみてほしい。

 

同じワールドや、ギルドのメンバーに置いて行かれる?

→その人達に、貴方の人生を賭ける理由があるだろうか?

 

ランキングが下がってしまう?

→それで現実の貴方の人生が不幸になるだろうか?

 

デイリーのクリア報酬がもらえず損をする?

→それは貴方の人生、時間以上に価値があるだろうか?

 

習慣を止めるのが難しい要因は、この抵抗感としっかり向き合わない事にある。

しっかり考えてみれば、貴方の人生に勝るものなど存在しない

という事が分かるはずだ。

そのゲームのサービス終了後も、貴方の人生は変わらず続いていくのだ

 

 

人生は、とんでもなく複雑にできた、自分が主人公の世界だ。

主人公は背筋を伸ばし、理想を語り、物事に立ち向かっていくからカッコいいのだ。

行動ゲージの大半を『遊ぶ』につぎ込んでいては、主人公らしくない。

自分の理想とする自分に、人は近づくことができる。

その為にも、ルーチンワークのゲームなんぞに時間を奪われてはいけない。

時間は常に有限だ。しかも、残り時間の表示は見えないときている。

死ぬ間際になって、アレやっとけばよかった――というのは通用しない。

アレをやるのは、今しかないのだ。

 

貴方の人生には理由がある。生きている事に理由がある。

それを問い続ける事が命題であり、結論が出るのは死ぬ時だ。

いつか必ず来るその時までの時間は、楽しく生きた方がいいはずだ。

時間の使い方を、貴方の人生の使い方を、今一度考えてみてほしい。